2012年6月3日日曜日

3日坊主の禁煙にご注意!4日目のその1本にご用心

もう大丈夫のつい1本 にご用心

人によっては、何十年と休みなくつづけてきた喫煙習慣です。
まだまだ油断大敵です。
心やからだの片隅には、ニコチンに対する潜在的な渇望管が影を潜めています。
ちょっとしたきっかけでそれこそもとの木阿弥になりかねません。

「もう大丈夫のつい1本」これこそが喫煙再開の最大の原因です。

数年続いた禁煙が再び喫煙者となってしまった失敗例が、


「これだけ禁煙できた、いつでも禁煙できるからもう大丈夫だろう、
とつい1本を口にしたのがまちがい。数年ぶりの1服。
世の中にこんなにうまいものがあったのかと感激。
その瞬間から元の喫煙者へ逆戻りです。」

つい1本にはくれぐれも気を付けてください。
それまでのすべての努力が、その1本であっけなく水泡に
帰してしまうことがよくあります。

また、禁煙をきっかけに今度はあなたが他人の禁煙をすすめる立場に立てば、
これこそ究極の喫煙再開防止策となるのではないでしょうか。

意思が弱いからではなく、あなたはれっきとした病気です。

実際に禁煙を試みはじめたものの、残念ながら長続きせず、
いつの間にか再びタバコに手がのびてしまう、
といったようなことをくりかえしておられるのではないでしょうか?

なぜなのでしょう?

やめにくくする2つの依存症

答えは明らかです。
タバコの中に含まれるニコチンに対して、一種の中毒状態になっているからです。
医学的にはこれをニコチン依存症といいます。



あなたの心の習慣依存症
「ただなんとなく」「つい手持ちぶさたで」「気がついたらくわえていた」など、
心理的、習慣的な依存も関与しています。
ニコチンには大脳に対して、「リラックスさせてストレスを解消させる」働きと、
「刺激を与えて目覚めさせる」働きの、2つの相反する働きがある。
喫煙者は無意識のうちにこれらを使いわけて、
それぞれの場面にあわせて吸っているのですが、
やがてはそれさえも無関係に、
ただたんに機械的にタバコをくわえているだけの状態にまで習慣化されてしまうわけです。

このように、ニコチン依存と並んでもうひとつ、
なかなかタバコをやめれない原因があります。
それが習慣依存症と呼ばれる病的な状態です。